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一般書(542)

はるを呼ぶ

海沿いの公衆電話から聞こえてきたのは、10年前に失踪した姉の声だった…。いま最注目の作家が紡ぐ、家族の崩壊と再生の物語。

発売年月 2026年3月
ISBN 978-4-591-18927-6
判型 四六判
サイズ 188mm x 128mm
ページ数 256ページ
主な対象年齢・学年 高校 一般 シニア
本の種類 単行本
ジャンル 小説・文芸 名作・古典 伝記 翻訳 アンソロジー ノンフィクション 自然科学 ビジネス 自己啓発 サブカルチャー 社会問題
定価 1,980円(本体1,800円)

書籍の内容

海沿いの小さな田舎町に暮らす晴奈は、高校三年生。母親と二人で戸建て住宅に住んでいる。母親は、晴奈のことを「小春」と呼ぶ。小春は晴奈の姉で、高校三年生だった10年前に忽然と姿を消してしまった。警察をはじめ、町を挙げての捜索も実らず、いつしか「小春は神隠しにあったのだ」と町中で噂されるようになり、晴奈の一家は周囲から避けられるようになっていく。さらに小春の失踪が原因で母親は精神の均衡を崩し、父親は家を出ていってしまった。それ以降、晴奈は家を一歩も出られなくなってしまった母親と、ふたりでずっと暮らしている。当然のように、晴奈も学校で疎外されていたが、人一倍熱心に勉強に励み、生徒会の活動にも参加するなどして、指定校の推薦枠を獲得することに成功する。「この町を出る。ここから逃れる」。姉の失踪以降、その思いだけが晴奈を支えていた。高校卒業が迫ってきたある日、晴奈の帰宅途中に、海沿いの公衆電話が鳴り出す。ある予感におののきながら受話器を取る晴奈。そこから聞こえてきたのは、10年前に失踪した姉の声だった…。

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