ポプラ社ノンフィクション(46)
待ってろ! 甲子園
〜青鳥特別支援学校ベースボール部の挑戦〜
知的障がいのある高校球児と指導者たちの挑戦を追ったノンフィクション。甲子園を夢見るもうひとつの挑戦がここにある!
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2023年5月。とある高校の高野連加盟が承認された。
青鳥特別支援学校―知的障がいのある子どもたちが通う学校だ。
全国的に見ても、特別支援学校の高野連加盟は数えるほど。
7月の夏の甲子園予選(西東京大会)にも連合チームで参戦し、最終回まで結果のわからない熱戦をくりひろげた。
それは100年を超える高校野球の歴史の中でも、とても大きな一歩だった。
青鳥特支の顧問の久保田浩司先生は、長年、知的障がいのある子どもたちのソフトボールを指導してきた。
「高校野球を指導したい!」
その夢をあきらめきれず、2021年には知的障がいのある高校生と硬式野球に取り組む「甲子園夢プロジェクト」を立ち上げ、彼らが硬式野球に挑戦できる土台をつくってきた。
彼らにとって、高校野球に挑戦する意味とは?
ほかの球児たちと同じように、野球を楽しみ、挑戦する姿を描いたノンフィクション読み物。
甲子園はまだまだ遠い存在だが、そこへと続く道に立った高校生と指導者たちの熱い物語。
「待ってろ! 甲子園!!」