第1回ポプラ社小説大賞は、海外からも含め、20代~40代を中心に10歳から95歳までの幅広い年齢層の方々から、2746作品という多数のご応募をいただきました。文芸指向の作品もあれば、ファンタジーやライトノベルもあり、ジャンルも多岐に亘りました。
選考にあたってのポリシーは、ジャンルを問わず、編集者が読んでこれを世に出したいと思う作品を選ぶということでした。選考に関わったのは30数名で、最終選考会にはポプラ社の編集者14名が参加しました。まずは、1次選考で92作品に、2次選考で13作品に絞りました。この中には、11歳の方が書いた作品もありました。また、筆力、構成力を感じさせながら、物語が400枚に収めきれていないという判断で、最終候補には残らない作品もありました。
作品自体の力はもとより、書き手の将来性(ポテンシャル)が感じられるかということを重視して、最終候補6作品を決定いたしました。
最終選考会は発表の前日である6月29日に行いました。会の比較的早い段階でまずは4作品に絞り込まれ、その後受賞作品を決めるまでには活発な議論が繰り広げられました。最終的に以下の3作品の受賞が決定しましたが、どれも素晴らしい作品だと自負しています。
第2回ポプラ社小説大賞も、募集を開始しました。今回の応募作品のなかに、作品のもつ大きさに対して400枚(400字詰め原稿用紙換算)という枚数が足らず、無理をして収めているために作品の魅力を減じていると思われる作品が多数見受けられたため、上限の枚数を大幅に増やし、200~800枚としました。締め切りは、2007年2月28日です。第2回も、新たな才能との出会いを希求しています。