ポプラ文庫 日本文学(432)
([な]11−11)湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十三夜の巻
そこに泊まれば浮世の悩みも忘れるという隠れ宿・如月庵。噂好きの部屋係のお蕗は、如月庵の庭に「ある秘密」を隠していて――
発売年月 |
2021年11月 |
ISBN |
978-4-591-17173-8 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
263ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
748円(本体680円) |
<内容紹介>
時は江戸。
如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。かゆいところに手の届くような気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ。
人のいい部屋係・お蕗はよく庭の花の手入れをしている。だが、花が好きだというのは表向きで、じつは庭に埋めた金を毎日確認しているのだ。実はその金は、お蕗が奉公していた家の金で――
<プロフィール>
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。
『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート。著作に『金メダルのケーキ』『いつかの花』