ポプラ文庫 日本文学(417)
([な]11−10)湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 十日夜の巻
そこに泊まれば浮世の悩みも忘れるという隠れ宿・如月庵。抜群の腕を持つ板前の杉治は、とある娘を助けたのだが……。
発売年月 |
2020年11月 |
ISBN |
978-4-591-16815-8 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
285ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
748円(本体680円) |
<プロフィール>
東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業。フードライターとして活躍中。
『日乃出が走る』で第3回ポプラ社小説新人賞の特別賞を受賞しデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞新人賞ノミネート。
著作に『金メダルのケーキ』『いつかの花』など多数。
<内容紹介>
如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にあり、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ。
板前・杉治は、ある日、荷車にひかれそうになった薬種屋の娘を助けた。
名乗らず去ったが、薬種屋が助けた者を探しているらしい。
「自分の身元」が割れたのではないかとおびえる杉治だが――