ポプラ新書(90)
(090)未婚当然時代
シングルたちの“絆”のゆくえ
2010年の国勢調査では、30代後半の未婚率は男性35.6%、女性23.1%。結婚以外の絆を模索する男女の現実に迫る。
発売年月 |
2016年4月 |
ISBN |
978-4-591-14994-2 |
判型 |
B6変型判 |
サイズ |
172mm x 109mm |
ページ数 |
239ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
新書
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ジャンル |
ノンフィクション
知識・教養
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定価 |
858円(本体780円) |
「2035年の生涯未婚率は男性29.0%、女性19.2%」(平成27年版 厚生労働白書の予測)
"半分シングル時代"がやってくる!?
最新の婚活事情から、「新しいつながり」の可能性まで、未婚社会における“絆”の在り処を問う──
年々上がり続ける未婚率。結婚しないで生きていく人が大多数になった社会では、未婚者が困ったときには誰が手を差し伸べるのか。お金がなくなったとき、仕事が途絶えたとき、ひとりで身の回りのことができづらくなったとき、公的機関を頼るのだろうか? これまでは夫婦を核としてつくられる“家族”が、助け合いの基盤となっていた。また、生まれ育った土地の縁や、雇用が充実していたころなら、会社が縁をつないでくれただろう。しかし今や、ひとり暮らし世帯が増えただけでなく、地縁も会社の縁も薄らいできている。そんな時代に、“絆”はどこで、どうやって築くことができるのか? 本書では、最新の婚活事情を紹介しながら、結婚したい人たちが結婚をするためには誰がどんなことを行えばいいのか、また、シェアハウスやゲストハウス、地方移住、異業種交流会、ツイッターでつながる人たちなどへの丁寧な取材から、結婚に縛られない“絆”にはどのようなものがありうるのか、などのヒントを探ってゆく。