一般書(310)
妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。
「誰もが、この沼に落ちる可能性がある」マルチ商法で家族を失った男の人生。noteで話題を呼んだ壮絶ノンフィクション。
発売年月 |
2021年1月 |
ISBN |
978-4-591-16842-4 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 128mm |
ページ数 |
270ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
ノンフィクション
社会問題
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教科 |
社会科
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定価 |
1,650円(本体1,500円) |
「誰もが、この沼に落ちる可能性がある」
「普通の人が、ある日突然、加害者にも被害者にもなるんです」
――平凡な男がマルチ商法によって家族を失うまでをリアルに描き、noteでの記事が大反響となったノンフィクションを書籍化。
小さなほころびからもろくも崩れ去った日常と、「マインドコントロールされた夫」「母親が信者」「100個の夢を持つ恋人」など、多様な被害者像から社会の現状を描く。
自身の体験と、7年かけて集めた被害者たちの声。
いま、ブラックボックスの蓋が開けられる!
悪質なマルチ商法に手を出し、巻き込まれてしまった人の未来は残酷だ。家族、恋人、友人、といった人間関係は必ずと言っていいほどに破壊されていく。(中略)
悪質なマルチ商法にハマり、騙されるのは個人の責任である。この社会は、そう思うことでこの問題を片づけた気になってきた。しかし、それは騙された人、つまり弱い立場に置かれ、困っている人の自尊心を傷つけ、沈黙させることであり、問題の先送りにしかなっていない。本書は、マルチ商法を「個人の問題」ではなく、「企業の問題」でもなく、「社会の問題」として捉えなおす試みでもあるのだ。 (「はじめに」より)
著者プロフィール
ズュータン
会社員。マルチ商法にハマっていた妻が、ある日突然娘を連れてマルチ商法の上位会員の家で生活をはじめる。それをきっかけに妻に何が起こっていたかを知るため、マルチ商法の情報収集と情報発信を開始。しだいに同じような境遇にある人たちの声が集まり、彼らの語りを記録する。その数は現在まで約70人。そのいくつかを公開した記事はnoteで30万PVを超え大きな反響を呼ぶ。