単行本(266)
ガザ
戦争しか知らないこどもたち
2014年7月8日におきた、イスラエル軍の攻撃により、ガザ市民1600人が死亡した。そのうちの500人は子どもだった。
発売年月 |
2015年5月 |
ISBN |
978-4-591-14500-5 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
263mm x 218mm |
ページ数 |
56ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
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本の種類 |
絵本
写真絵本
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ジャンル |
ノンフィクション
知識・教養
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定価 |
2,750円(本体2,500円) |
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――ガザでは、6歳以上の子どもはみな、3回以上の戦争を経験している。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の保健局長の清田明宏氏が見たガザは、子どもと家族が暮らすガザ。普通の暮らしを求める人びとへの共感に満ちたまなざしが、悲惨な戦禍から次へと歩みだす力をガザの人びとが持っていることを描き出します。
「ガザ」は、中東、シナイ半島の北東部、東地中海に面した、360平方キロメートルほどの小さな土地。
8メートルもの高さの壁などにぐるりと囲まれた、収容所のような都市、それが、ガザだ。
検問所を通らなければ出入りすることができない。
移動の自由が奪われた都市、ガザ。
この地域に180万人の人びとが暮らしている。
人口の半数は、18歳以下のこどもたちである。
中東地域では、1948年から、ずっと戦争が続いている。
この戦争は、東地中海のパレスチナ地域をめぐる「イスラエル」と「パレスチナ」、ふたつの国の争い。
21世紀に限ってみても、ガザではすでに、4回も戦争が起きている。2006年、2008〜9年、2012年、
そして、2014年7月8日、イスラエル軍はガザ地区に無差別攻撃を開始。
攻撃は8月26日の無期限停戦の調印まで、とどまることなく続き、多くの人びとの命が奪われた。
市民1600人が死亡し、そのうちの500人は子どもだった。