「モノクロ版」は、白黒での印刷時に使いやすいように色のついた文字などを黒くしたものです。たとえば黄色をベースにしている13巻などは、印刷すると薄くなってしまいます。社内には学校現場を知るスタッフもいるのに、これまで気付けずに申し訳ございませんでした。
13巻の「ハテナシート」。左から順に、「カラー版」、「カラー版」をグレースケールで出力したもの、「モノクロ版」
「自由記入版」は、以下のように問題文を自由に記入することができるようにしたものです。
●授業内容に合わせて、伝統的工芸品や、世界の国や首都などから問題をつくることができます。
●地元の名産品、昆虫や恐竜など、こどもたちの関心に沿った問題を作ることができます。
●こどもたちが自分で問題を作ることができます。クラス内で作ったオリジナル問題を渡しあったり、高学年から中学年に向けて問題を作ったりすることもできます。
問題を作る作業は、「ハテナシート」を解くのとはまた違った学びとなります。
「ハテナシート」はもともと、少ないセット数で授業ができるように、また、こどもたちひとりひとりが自分の手で調べる作業をおこなえるように、巻ごとのシートにしていました。ただ、このことから、問題作成にあたっての制約がいろいろありました。しかし、放課後などにこどもたちが自由に解けるようにしておくような使い方なら、巻にとらわれず問題を作ることができます。ということで、「自由記入版」では左上の「巻」の部分を空白にし、記入できるようにしてあります。これまで同様、特定の巻から4問作る場合は問題作成時に巻数も記入しておくことができますし、ばらばらの巻から4問作る場合は巻数の部分を空白のままにしておく、という使い方もできます。ばらばらの巻から作る場合は、こどもたちが問題を解くとき、「ページ数」だけでなく「巻数」も書いてもらってください。
「自由記入版」。色をつけると、特定の巻をイメージしてしまう可能性があるので、グレーを基調としています
さらに、「百科事典の使い方」の授業などで、こどもたちがパソコンやタブレットなどの端末から答えを直接書き込むことができるようにしました。また、既存の「ハテナシート」にも同様の変更を施しました。下の「ハテナシート」で薄い青紫色になっている部分が、入力可能な欄です。印刷時には白く印刷されます。
記入部分が薄い青紫色で表示されている「自由記入版」と、「第1弾」の1巻用「ハテナシート」
入力すると、以下のような感じになります。機能の制限から、ルビがつけられなかったり、あまりに長い文だと収まりきらなかったりすることもありますが、ご容赦ください。
1問目の問題文と答えを入力した画面。問題文は3行まで入力できるようになっています(この画像では改行を入れて真ん中の行に表示されるようにしています)。1問目は1巻、2問目は9巻に掲載されている項目からの問題なので、左上の「巻」の記入欄は空白にしています
「第2弾」の公開以降、いろいろな種類の「ハテナシート」を製作、公開しています。ぜひ、いろいろな実践のなかで活用していただき、ぜひ、その具体的な内容や、ご活用いただいてのご意見、ご感想などを投稿していただければ幸いです。
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