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【活用事例】「わからないことがあったら、まず自分で百科事典」をこどもたちの習慣に(学校司書・宮澤優子さん)



全国の学校や図書館で活用されている「ポプラディア」。取材や投稿で、さまざまな事例を紹介していきたいと思います。なかなか他地域の実践の情報を得る機会はないけれど、地域によって、学校によって、小さな工夫や大胆な仕掛けがいろいろあると思います。どんどん共有していけば、ここまでできるんだ、と感じるかもしれませんし、これならできる、と勇気づけられるかもしれません。学校図書館以外でも、管理職や教員、保護者の方々にも、こんなことをやっているんだ、と知ってもらうことにもつながります。「Hello!ポプラディア」立ち上げに際して、まず、「図書館マルシェ」や『百科事典活用事例集』に登場していただいた学校司書・司書教諭の方に、取材をさせていただきました。是非みなさんの事例もお知らせください!

第1回:宮澤優子さん(長野県高森町立高森北小学校・学校司書/高森町子ども読書支援センター)/
聞き手・構成=齋木小太郎(ポプラ社)



写真提供:宮澤優子

高森町で学校司書をされている宮澤優子さん。『百科事典活用事例集』の取材をしたときは、飯田市から高森町に移って1年目。翌年には高森町で子ども読書支援センターを立ち上げて、町立図書館との連携やGIGAスクール構想の導入にもかかわり、「図書館マルシェ」図書館総合展ではGIGAスクールのセッションにも登場いただきました。


高森町では、また1からのスタートとなった。新しい学校での百科事典活用、情報活用は、どのように立ち上げ、どのように進めているのか。

わからないことがあったら、まず自分で百科事典、というのは今もやってます。低学年が困っていると、俺が調べてやるよって6年生がいる。それをいいことに、6年生を上手に頼る子がでてきて、百科事典には載ってないんだけどどうしよう?って6年生が相談に来たりしておもしろいですよ、調査の連鎖。
最近は、「ハテナシート」を導入が終わった後くらいに使っています。これやってみ!って。高森北小学校でつかっている教科書では百科事典のことを習うのが4年生だけど、3年生でも全部やった子が何人もかいます。3年生で国語の辞書を扱う、その流れで、3年生でも、百科事典を使ってる子は使っていました。国語辞典の授業の直後に百科事典にも触れています。50音という部分では同じだけど違いもあって、百科事典は分冊になっている。だからどの巻を持って行くのか?考えることとハシラを見ないと直感的には探すのは難しいよ、と。
この3年生が、虫とか葉っぱとか、図書館になんでも実物を持ち込んでくる学年で、結果としてやたら調べる人たちになってます。だから解決の手段として百科事典というのはニーズがあって、図鑑の中で知らない言葉があったら引くし、覚えたら使う。難しい言葉なんて覚えたら余計使いたがるから、日記や連絡帳の中で唐突に出てくるらしく、担任から、これ宮澤さんの仕業だよねって言われました。



写真提供:宮澤優子

そして、次のステップが見えてきた。

「わからないことがあったら百科事典を引く子」を育てるのは、もうノウハウができてるのだけれど、引いて、読めて、知った、それが自分の生活とむすびつく、というところが大事で、「知りたい」と思って、「調べよう」と思って、実際に「調べる」をやって、ちゃんと「調べられる」スキルがあって、「知って」、その「知ったことをを活用する」に至るまでに、それぞれちょっとした段差があるんですよね。
それを乗り越えるために「ポプラディア」だったり「おにいちゃん」だったりが、外発的動機として内発的動機に作用していて、という部分を言語化したいなと思っているのですが。大人用の、地元の遺跡の「発掘調査報告書」を使っても、うまく知りたいことと結びつけば普通に読めるんですよ。そうすると、俺たち読めるじゃん!ってなって、それを読めるのが当たり前になるし、そういった資料の存在も当たり前になっていきます。子どものうちに「当たり前」の中に放り込むことで、ずっと「当たり前」になる。それは知った瞬間の感動というか心の動きというのが大きいからではないかと思っているのです。でも、「ポプラディア」で引いても、見たことがない、想像がつかないというものも多くて、たとえば「フランス」という国の項目は読めても、イメージを持てない。だから、たとえば「ポプラディアプラス」を一緒に置いて、さらに踏み込んでいける仕掛けが必要かなと考えてるところです。



『百科事典活用事例集』








これからも百科事典の意義や魅力を発信していきたいと思いますので、自治体や図書館、教育関係者の方々からもコメントや事例等をお知らせください。「総合百科事典ポプラディア」活用ナビ「Hello!ポプラディア」では、活用事例の投稿コーナーをご用意しています。皆様の参加をお待ちしています。


★ 「Hello!ポプラディア活用事例」記事の一覧へ





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