ポプラ文庫 日本文学(510)
([か]16−1)街に躍ねる
兄ちゃんがくれた沢山の教えが、ぼくたち兄弟を繋いでいる。温かさと切なさが胸を打つ第11回ポプラ社小説新人賞特別賞受賞作。
発売年月 |
2025年2月 |
ISBN |
978-4-591-18519-3 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
239ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
792円(本体720円) |
小学生五年生の晶と高校生の達は、仲良しな兄弟。
物知りで絵が上手く、面白いことを沢山教えてくれる達は、
晶にとって誰よりも尊敬できる最高の兄ちゃんだ。
でもそんな兄ちゃんは、他の人から見ると「普通じゃない」らしい。
晶以外の人とのコミュニケーションが苦手で不登校だし、
集中すると全力で走り出してしまう癖があるから。
同級生や大家さんとの会話を通じて、
初めて意識する世間に戸惑い葛藤する晶だが、
兄と交わした言葉を胸に日々を懸命に生きていく。
第11回ポプラ社小説新人賞特別賞受賞作。
読んだ後にきっと誰かを大切にできる、
兄弟・家族の絆を描く傑作小説。
■著者プロフィール
川上 佐都(かわかみ・さと)
今作で第11回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞しデビュー。他の著作に『今日のかたすみ』がある。