一般書(133)
誰もボクを見ていない
なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか
埼玉県川口市で発生した凄惨な事件を丹念に取材した記者が、少年犯罪の本質に深く切り込んだ渾身のノンフィクション。
発売年月 |
2017年6月 |
ISBN |
978-4-591-15460-1 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
195mm x 137mm |
ページ数 |
273ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
ノンフィクション
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定価 |
1,650円(本体1,500円) |
一歩踏み込んで何かをすることはとても勇気が必要だと思います。その一歩が目の前の子供を救うことになるかもしれないし、近くに居た親が『何か用ですか?』と怪訝そうにしてくるかもしれない。やはりその一歩は重いものです。そしてそれは遠い一歩です。(中略)
つまり他人、子供への関心、注意を持っていなくては二歩も三歩も子供との距離があります。いや、子供の存在にさえ気付いていないかもしれません。だから、自分が取材を受ける理由は世の中に居る子供達への関心を一人でも多くの方に持っていただく為の機会作りのようなものです。
(「少年の手記」より)
2014年、埼玉県川口市で発生した凄惨な事件。少年はなぜ犯行に及んだのか? 誰にも止めることはできなかったのか? 事件を丹念に取材した記者がたどり着いた“真実”。少年犯罪の本質に深く切り込んだ渾身のノンフィクション。