調べよう! バリアフリーと福祉用具(1)
車いす・介助犬 ほか
「動く」をたすける(1)
車いすはただの乗物ではなく体の一部。一人ひとりにぴったりのものが必要です。人を支える大切なパートナー介助犬も紹介します。
発売年月 |
2019年4月 |
ISBN |
978-4-591-16156-2 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
287mm x 215mm |
ページ数 |
47ページ |
主な対象年齢・学年 |
小4
小5
小6
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本の種類 |
児童向け単行本
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ジャンル |
学習
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教科 |
国語
社会科
総合
福祉
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定価 |
3,190円(本体2,900円) |
この巻では、病気やけが、高齢などの理由で不自由のある人の、「バリア(障壁)」をなくすための道具の一つ、車いすを中心に紹介しています。たくさんの写真や図、車いす利用者のインタビューなどを通して、車いすがどんな仕組みをもっていて、利用者がどのように暮らしているのかがよくわかる本です。
だれでもずっといすにすわり続けるのはつらいものですが、ほとんどの時間を車いすに乗って過ごす人にとって、それぞれにぴったり合った車いすはとても大切です。スロープのついた玄関や開けやすいとびら、すわったままの足がシンクの下に入るキッチンなどがあれば、車いす利用者はぐっと自由に暮らせるようになります。
さらに、すわったまま靴下をはくための道具や、離れたところのものを取れるマジックハンドなどの福祉用具、車いすでの移動を助けたり落としたものを拾ったりしてくれる介助犬、スポーツ用車いす。そうしたものによって、さまざまなバリアが取りのぞかれ、車いす利用者もほかの人と同じように、生活を楽しむことができるのです。
より自由な活動を支える、おどろくような機能の最新式の車いすも紹介しています。
この本をきっかけに、自分の身の回りを見直して、どんな人でも暮らしやすい社会について考えてみてください。
もくじ
はじめに/わたしの車いす/それぞれに合わせた車いす/車いすのつくり/車いすの動かし方/家の中のバリアフリー/スポーツに使われる車いす/パラリンピック/進化し続けている車いす/バリアフリーを助ける技術/くらしの中のバリアフリー/バリアフリーは介護も助ける/介助犬/介助犬シンシアと身体障害者補助犬法/心のバリアフリー/災害時に手助けできる装置/この本を読んでくれたみなさんへ/こまることチェックシート/さくいん
●動かなくなった足を動かす仕組みのある車いす。車いすもさまざまに進化して、利用者をより自由にする機能をもったものが登場しています。
▲P.20-21「進化し続けている車いす」
●ふだんの生活の中、災害のとき、それぞれに「バリア」をなくす工夫が必要です。
▲P.42-43「みんなが気持ちよくくらすためにできること」「災害時に手助け出来る装置」
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