ポプラ文庫 日本文学(434)
([た]13−1)古道具おもかげ屋
猫だらけの古道具屋「おもかげ屋」。変わり者の店主・柚之助は、古道具にまつわる困りごとを解決してくれると噂で――
発売年月 |
2021年12月 |
ISBN |
978-4-591-17205-6 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
263ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
770円(本体700円) |
<内容紹介>
神田川に沿った往来から一本、北へ入った道の東角、湯島横町の小さな表店。
小料理屋と間違えそうな設えで、「迷い猫、探します」という風変わりな看板があれば、そこが古道具「おもかげ屋」だ。
店主の柚之助はめっぽういい男だが古道具にしか興味がない。商いに精を出さずに、店に棲みついた猫と戯れてばかりだが、古道具にまつわる客の「困りごと」を解決してくれると江戸で噂だ。そんな噂を聞きつけた客や、「猫探し屋」のさよに連れられてきた訳あり客が今日も訪れる。
「古道具」を通して、そこに詰まった人の想いを解き明かす柚之助だが、どうやら彼自身も捜している古道具があるようで――