一般書(417)
毒をもって僕らは
深夜のトイレに閉じ込められた夜でさえ、僕は汚辱にまみれて輝いていたと思う――。第11回ポプラ社小説新人賞受賞作。
発売年月 |
2023年3月 |
ISBN |
978-4-591-17734-1 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
194mm x 135mm |
ページ数 |
238ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
1,760円(本体1,600円) |
高校生の木島道歩は、尿路結石で入院していた病院で16歳の誕生日を迎えた。またみんなに馬鹿にされる……。そんな木島に「ねえ、君にお願いがあるんだ」と声をかけてきたのは、不治の病とたたかう綿野という少女だった。「この世界の、薄汚い、不幸せなことを私に教えてくれないか。もっと、もっと、もっと」――。二人は「生きる証」を打ち立てようと、嘲笑と裏切りを突き抜けて進んでいく。第11回ポプラ社小説新人賞受賞作。