一般書(401)
少し嫌われるくらいがちょうどいい
人間関係はむずかしい。それだけに稀にうまくいった時の嬉しさは貴重である。「人生百年時代」を歩むための21の道しるべ。
発売年月 |
2022年9月 |
ISBN |
978-4-591-17484-5 |
判型 |
四六変型判 |
サイズ |
175mm x 117mm |
ページ数 |
246ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
|
本の種類 |
単行本
|
ジャンル |
エッセイ
|
定価 |
1,540円(本体1,400円) |
シリーズ累計22万部突破!
今すぐ「いい人」をやめなさい。
人間関係の煩わしさほど、
人生を豊かにするものはない。
人間関係はむずかしい。
それだけに稀にうまくいった時の嬉しさは貴重だし、
うまくいかなくて当然の苦しみが、私たちの心を柔らかなものにする。
(前書きより)
私は本当に人間が好きなのである。
およそ、私たちの悩みの大半が人と人との間のうまくいかない関係にあるのも、
それほどに人間というものは複雑で一筋縄ではいかないものだからなのである。
一口に言ってしまえば、人間関係のむずかしさは、
どのような知恵も、どのような教育でも、解決できるものではない。
これだけははっきりしている。
身の上相談では、こうすればうまくいく、というような答えをするが、
それが解決の手がかりになることは皆無ではないにしてもごく少ない。
人間関係の基本は永遠の失敗ということに決まっている。
しかしそれだけにごく稀にうまくいった時の嬉しさは貴重だし、
うまくいかなくて当然の苦しみが、私たちの心を柔らかなものにする。
苦しみでさえも、死ぬ時に考えてみればないよりはあった方がましかも知れない。
それが生きる手応えというものなのだから。
そんなふうに私は考えようとしている。
****
40年以上読み継がれているロングセラーを全面改稿した
「人生百年時代」を歩むための21の道しるべ。