一般書(446)
注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に
吃音で「いらっしゃいませ」が言えずに接客アルバイトを諦めていた若者がいた。エッセイの名手・大平一枝が取材した温かな世界。
発売年月 |
2024年1月 |
ISBN |
978-4-591-18039-6 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 127mm |
ページ数 |
239ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
エッセイ
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定価 |
1,980円(本体1,800円) |
「いらっしゃいませ」、メニュー、代金。吃音でそれらが言えず、接客アルバイトを諦めていた若者がいた。人と話したいけど言葉がうまく出てこない――そんな悩みを抱えた若者たちが、奇想天外な1dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙。こんな接客があってもいい。誰もが、自分らしく社会に一歩を踏み出せるよう、斬新な試みを成功させている話題のプロジェクト。言葉をめぐる冒険、思いを伝え合う素晴らしさ、待つことの幸福。エッセイの名手・大平一枝が描く、温かな感動の物語。
目次
序章 言葉を巡る旅への離陸
一章 慣れない体
二章 変わる若者たち
三章 ルーズソックスと母
四章 注カフェ香川同行記
五章 オーストラリア、奥村安莉沙の種
終章 旅の終わり