一般書(143)
えんぴつで老子・荘子
「学を絶てば憂い無し」「知る者は言わず、言う者は知らず」―ー累計150万部のシリーズ第10弾は「老荘思想」をお届けします
発売年月 |
2017年8月 |
ISBN |
978-4-591-15525-7 |
判型 |
B5判 |
サイズ |
182mm x 258mm |
ページ数 |
182ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
書き込み本
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ジャンル |
名作・古典
実用
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シリーズ |
〈えんぴつで〉シリーズ
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定価 |
1,100円(本体1,000円) |
「学を絶てば憂い無し」「知る者は言わず、言う者は知らず」
―ー累計150万部のシリーズ第10弾は、中国古典の傑作、老子と荘子の名文をセレクト、全60日で味わえる「老荘思想」をお届けします!
◆今からおよそ2500年前の春秋時代末期、「道」の言葉に代表される道家の思想を説いた老子。いっぽう戦国時代に活躍し、詩的な言葉と寓言で、善悪・美醜の価値観を根底から覆した荘子。両者はのちに「老荘」と呼ばれ、中国思想の一つの柱を形成していきました。
『論語』に代表される儒家の道徳が人間の努力を推奨するものであるのに対し、そうした固定観念の転換を迫ったのが老荘の思想です。多くの示唆に富むこれらの言葉は、私たち現代人にとって癒やし・励ましとなり、また驚きや発見を促すものとなるでしょう。
◆えんぴつシリーズ、読者の声、続々!
・「脳活」にぴったりと、これまでのシリーズを続けています。古典の勉強にもなり、毎日の習慣にピッタリです。
・手書き文字のやさしさに満足、一日分の長さもちょうどよく、毎日音読してから字の練習をしています。大切に使いたいと思います。
・母の日に娘が買ってくれました。新しい人生が始まったような気持ちになりました。
・まさに日本人の根底に流れる情緒の本。目と脳と、手と心と、からだ全体と使って読む本。一字一字をたどりながら、精神の修養をしています。
◆著者プロフィール
書――大迫閑歩(おおさこ・かんぽ)
1960年鹿児島県生まれ。本名・大迫正一。筑波大学芸術専門学群卒業。同大学院修士課程修了。現在、九州女子大学共通教育機構准教授。漢字の古い書体を中心にした研究、作品制作を続け、後進の指導にあたっている。書として『えんぴつで奥の細道』『えんぴつで方丈記』『えんぴつで論語』など。
監修――湯浅邦弘 ゆあさ・くにひろ
1957年島根県生まれ。大阪大学大学院教授。博士(文学)。専門は、中国の古典。著書に『菜根譚―中国の処世訓』『諸子百家』『論語』(中公新書)、『菜根譚』『孫子・三十六計』(角川ソフィア文庫)など多数。NHKテレビ「100分de名著」で「孫子」と「菜根譚」の回のゲスト講師を務めた。