teens’ best selections(68)
森と、母と、わたしの一週間
友達関係に悩み、やりきれない気持ちを抱えた野々歩は、通学の途中、ふと電車に乗り、母の実家のある町に向かうことに……。
発売年月 |
2024年10月 |
ISBN |
978-4-591-18338-0 |
判型 |
四六変型判 |
サイズ |
194mm x 126mm |
ページ数 |
214ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
中学
高校
一般
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本の種類 |
児童向け単行本
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ジャンル |
YA
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教科 |
国語
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定価 |
1,540円(本体1,400円) |
――風によばれて、ここまで来た
わたしが、わたしになれる場所
毎日なんとなく息苦しいと感じるあなたへエールをおくる物語
友達の一言に傷つき、仕事に疲れた父親には悩みも言えず、やりきれない気持ちを抱える野々歩。通学の途中、ふと風によばれた気がして、電車に乗って向かったのは、亡くなった祖母の住んでいた町。遺産の後片づけのため、母親がしばらく家を空けて、そこにいるのだ。自分を放っておく母親への複雑な気持ちを抱えたまま、なりゆき上、母親がボランティアで関わる「森のようちえん」の子どもたちと一緒に過ごすことになる。大自然の中で力強く生きる子どもたちを目の当たりにして、野々歩も自然の美しさ、厳しさを知り、自分自身とも向き合っていく。
装画:いとうあつき