（Ｐ［こ］９−２）今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる

著／紅玉　いづき

裏で蠢くカネと欲望、喝采と熱烈なファンレター……熱狂の渦に立ち向かう”嘘”にまみれた少女に涙が溢れる、熱狂青春ミステリ！

発売年月	2023年9月
ISBN	978-4-591-17896-6
判型	文庫判
サイズ	148mm x 105mm
ページ数	334ページ
主な対象年齢・学年	中学高校一般シニア
本の種類	文庫
ジャンル	小説・文芸
定価	836円（本体760円）

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書籍の内容

首都・東京を襲った大地震から一年後、経済特区・湾岸カジノに街を象徴する少女サーカスが誕生。その開発の際、『正徳会』グループの建設現場で責任者が自殺した。それは父子家庭で育ったマリナの父で、天涯孤独になった彼女はその自殺の真相を探るうち、少女サーカスの団員募集を知る。やがて空中ブランコ乗りを目指す中で、彩湖と杏音というかけがえのない仲間と、カジノ特区で多大な権力を持ちながらサーカスに反対する男――『生徳会』代表・鷲塚と出会う。底の見えないこの男が握る真実とは……。
カジノ反対派のデモ、裏で動く莫大な金、そしてサーカスへの喝采と観客（ファン）からの熱烈なファンレター……この熱狂の渦に立ち向かう“嘘”にまみれた少女に熱い涙が溢れる、少女たちの青春ミステリ！

■著者プロフィール
紅玉いづき
1984年生まれ、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。2006年、少女の崩壊と再生を描いた『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞を受賞、07年同作にてデビュー。逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。