ポプラ文庫 日本文学(505)
([え]4−1)夫婦包丁のおしながき
小さな藩の御料理番は二人でひとつの夫婦包丁!? 心を込めた美味しい料理が沁みわたる、あたたかな人情時代小説。
発売年月 |
2024年12月 |
ISBN |
978-4-591-18410-3 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
303ページ |
主な対象年齢・学年 |
小5
小6
中学
高校
一般
シニア
|
本の種類 |
文庫
|
ジャンル |
小説・文芸
|
定価 |
814円(本体740円) |
購入はこちら
【美味しくて心あたたまる、新米夫婦のお江戸料理帖】
吹けば飛びそうなほど小さな藩である波前藩は、
金はないが人徳のある殿と姫、小規模がゆえに家来たちとも家族のように親しい。
波前藩のお料理番・荒木弥之助は繊細な包丁さばきと舌を持ち、内外に有名な料理人であった。
しかし、ある日何者かに襲われ頭を強く打ち、味がうまく分からなくなってしまった。包丁一筋で生きてきた弥之助は絶望し、切腹をしようと考える。
そんなときに出会ったのが、奥方の女中である十七歳のお佐江だった。
お佐江は稀有な味覚と嗅覚をもっており、弥之助はお佐江の才覚にほれ込み求婚する。
ふたりの力をあわせて、御料理番のつとめに挑むことに……!
百万石の大藩・加賀藩との料理勝負や下町の深川めし屋の店番、老中のお姫様の相談ごとなど、夫婦包丁として難題を乗り越えていく。
そして、料理にしか興味がない堅物の弥之助とくいしんぼう娘であるお佐江は、夫婦としても心を通わせていく――。
夫婦の絆と心のこもった美味しい料理が沁みわたる、ほっこり人情時代小説。