ポプラ文庫 日本文学(304)
([ほ]4−1)活版印刷三日月堂 星たちの栞
古びた印刷所・三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。そこには様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。感動の連作短編集。
発売年月 |
2016年5月 |
ISBN |
978-4-591-15041-2 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
313ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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シリーズ |
活版印刷三日月堂
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定価 |
748円(本体680円) |
「伝えられていない“言葉”はありませんか――」
発売前から社内外で感涙・絶賛の声、続出!!
優しさと切なさと感動の詰まった、今年一番の自信作!
※レビュー&特別動画が掲載されている特設ページ公開中!
http://www.webasta.jp/serial/review/post-117.php
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<内容>
川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――。
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<著者プロフィール>
ほしおさなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年『影をめくるとき』が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』にて、第12回鮎川哲也賞最終候補。
著作に『空き家課まぼろし譚』『みずうみの歌』などのほか、「ものだま探偵団」シリーズなど、児童書も手がけている。
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(感想の声)
<20代男性・編集局>
原稿を読んで、行方知れずの友人に電話をかけた。電話は通じなかった。あの時伝えておけばよかった言葉――そんなことを思い出して、気づいたらぼろぼろ泣いていた。
まだ間に合う人たちがいるなら、ぜひ読んで欲しい。そして伝えて欲しい。そう思った。