一般書(496)
ポケットにカメラをいれて
写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も。幡野広志が写真との付き合い方について語ってきた言葉を厳選。
発売年月 |
2025年5月 |
ISBN |
978-4-591-18557-5 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 130mm |
ページ数 |
191ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
エッセイ
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教科 |
国語
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定価 |
1,760円(本体1,600円) |
写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も――「写真をどう撮るか」は「人がどう生きるか」ということとつながっている。幡野広志が「写真」について語ってきた言葉を厳選し、11本の書き下ろしエッセイ、48枚の写真とともに構成・編集のうえ、書籍化。ベストセラー『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』に続く、シンプルで素直な写真の撮り方・写真との付き合い方。
【目次抜粋】
■写真を撮ろう 失敗をしよう 「恥ずかしい気持ちは一瞬」他
■写真にはおおむね正解と明確な不正解がある 「間違った常識」他
■世の中がいい写真で溢れてほしい 「誰に教わるか」他
■伝えたいから写真を撮る 「いちばんつまらない質問」他
■体験すること 感動すること 「人生の醍醐味」他
■目でしっかりと見る 「写真を撮るより大切なこと」他
■好きなものしか撮らない 「息子の寝顔」他
■写真のために出かけない 「八王子にいてもパリにいる気分で」他
■写真以外から写真を学ぶ 「写真の勉強はほどほどに」他
■やりたいことをすぐにやる人になる 「撮りたいのに撮れない人」他
■おもしろい人になる 「ぼくが思うおもしろい人」他
■不幸な写真 「考えればわかるだろ」他
■写真は考える仕事だ 「写真がうまい人は距離感を知っている」他
■人柄も、関係性も、写真にうつる 「写真を見ればその人がわかる」他
■つらいとき 疲れたとき 「パワハラと下心」他
■写真を唯一のアイデンティティにしない 「自分のすべてを仕事に注がない」他
【本文より抜粋】
ぼくはたくさんの時間を写真に費やしました。だからとてもたのしい人生です。でも後悔があるとすれば、素晴らしい光景をファインダー越しに見すぎたことです。息子がうまれた瞬間もぼくはファインダー越しに見ていました。父親をやってるいまならわかるけどこれはダメだよ。(中略)写真を撮ることは人生を好きに生きることと似ています。みんな好きなように生きてください。ぼくは息子の撮るヘタな写真が好きです。うまく撮ることにそこまで価値はないです。それよりもいい写真を撮ることを考えましょう。 (「すこしは写真の話を」より)
※本書は、幡野広志さんの書籍、noteなどから厳選した言葉を加筆修正のうえ、1冊の書籍として編集したものです。