一般書(416)
大雑把かつあやふやな怪盗の予告状
警察庁特殊例外事案専従捜査課事件ファイル
ミステリ小説っぽい事件がリアルに起きた時になんとかするための部署、はじめました。クセの強い探偵たち、そろってます。
発売年月 |
2023年2月 |
ISBN |
978-4-591-17695-5 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 128mm |
ページ数 |
407ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
2,035円(本体1,850円) |
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<内容紹介>
ミステリ小説みたいな事件なんて、現実にはそうそう起きたりしない。
殺人事件の犯人はだいたい怪しい人間だし、犯行現場の指紋を偽装するヤツなんてめったにいない。世に起きる事件の98%は一般的な事件であり、優秀な日本の警察によって早急に解決されていく。
だが、しかし。
2%はそうではない。
この平和な日本でも起きるのだ。密室殺人が。怪盗による犯行予告が。
そうしたやっかいな事件は並の警察官では歯が立たない。いわゆる「名探偵」の力が必要だが、毎回民間人に協力を仰ぐのも警察の名折れである。それならば警察組織にしてしまえばいい!
こうして生まれたのが、警察庁特殊例外事案専従捜査課――略称「特専課」――通称「探偵課」。
探偵課に所属するのは民間の名探偵たち。名探偵の例にもれず全員クセがすごい、というか全員めんどくさい。事件が起きると召集され、ずかずかと現場に現れて華麗に解決する。なお報酬は歩合制である。
そんな愉快な探偵課に配属になったのは、警察庁に入庁したばかりの新人・木島。
中途半端な密室、あやふやな予告状、見立てっぽい殺人事件。次々と巻き起こるヘンテコな事件に天を仰ぎながら、クセツヨ探偵とともに今日も立ち向かう。
<プロフィール>
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作 五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』で本格的な作家デビューを飾る。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。「桜の森の七分咲きの下」で第55回日本推理作家協会賞(短編部門)候補