一般書(4)
ビオレタ
わたしが拾われたのは、行き場のないものを入れる美しい「棺桶」を売る風変わりな店だった――第四回ポプラ社小説新人賞受賞作。
発売年月 |
2015年6月 |
ISBN |
978-4-591-14561-6 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
194mm x 135mm |
ページ数 |
223ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
1,650円(本体1,500円) |
「小気味よい毒と、圧倒的な健やかさ。
このひとだけの世界が持つ吸引力に、
読み始めてすぐ、周りの音が聞こえなくなった。」
――村山由佳
婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、
道端で大泣きしていたところを拾ってくれた
菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。
そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。
何事にも自信を持てなかった妙だが、
ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。
人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、
心のすきまにしみこむ温かな物語。
選考委員の満場一致で選ばれた、
第四回ポプラ社小説新人賞受賞作。