teens’ best selections(33)
春へつづく
卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」の扉がひらく――不思議なジンクスが伝わる中学校を舞台にした青春小説。
発売年月 |
2013年3月 |
ISBN |
978-4-591-13441-2 |
判型 |
その他 |
サイズ |
194mm x 126mm |
ページ数 |
204ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
|
本の種類 |
児童向け単行本
|
ジャンル |
YA
児童読み物(国内)
|
定価 |
1,430円(本体1,300円) |
卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる
「あかずの教室」の扉がひらく――
そのときあたしは何を願うんだろう
一日も早く大人になりたいと願う中一女子、
修学旅行で人生初の告白をしようと奮闘する中三男子、
自称“本の森の番人で千二百歳”の司書の先生……
不思議なジンクスが伝わる中学校を舞台に
繰り広げられる、切なくて温かい八つの物語。
*
「昨日、お姉ちゃんに聞いたんだけどね」
そう言って小声のまま伝えてくれた噂の内容とは、
卒業式の日の朝、普段は鍵がかかっているはずのあかずの教室が開いているので、
そこに行き、窓の外に向かって願い事を唱えると叶えられる、というものだった。
願うときのポーズも決まっているけれど、それがどんなポーズかまではわからないらしい。(本文より)