ポプラ文庫 日本文学(482)
([か]15−1)一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと
一筋縄ではいかない女同士の人間関係に悩めるあなたの心を鮮やかに解き放つ、共感度MAXの8篇!【解説/綿矢りさ】
発売年月 |
2023年12月 |
ISBN |
978-4-591-17994-9 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
238ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
770円(本体700円) |
人生で上手くいかないことにぶち当たったときに
思い出したくなるようなお話たち
――綿矢りさ(解説より)
作者が書いてきた小説を読み継いできたけれど、
ここへきて、絶妙な「凄み」が出てきたように感じる。
苦くて巧い。潔いのに後に残る。
――藤田香織(「asta*」2019年12月号より)
決別した母と十数年ぶりに顔をあわせた娘、
友情は永遠に続くと思っていたあたしたち、
親しくなかった昔の同僚、見えない鎖に縛られた姉妹、
穏やかな彼女に物足りなさを感じる僕の前に現れた刺激的な女性――。
どれだけ一緒にいても、わかりあえない。
でも近づきたくて、もどかしい。
一筋縄ではいかない女同士の人間関係に悩める
あなたの心を鮮やかに解き放つ、共感度MAXの8篇!
【解説/綿矢りさ】
■著者プロフィール
1983年北海道生まれ。立教大学文学部卒業。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。現在は、小説、詩、エッセイなど、様々な分野に活躍の幅を広げている。著書に『ハニー ビター ハニー』『誕生日のできごと』『春へつづく』『あかねさす――新古今恋物語』『点をつなぐ』『そして旅にいる』『この場所であなたの名前を呼んだ』『マッチング!』など多数。