梅田俊作・佳子の本(7)
タイヨオ
ぼくはふみだす。一歩先へ! いじめ地獄に苦しみ居場所をうしなった少年が、ある出会いから強く生きていく力をとりもどす物語。
発売年月 |
2013年8月 |
ISBN |
978-4-591-13555-6 |
判型 |
B4変型判 |
サイズ |
246mm x 247mm |
ページ数 |
199ページ |
主な対象年齢・学年 |
小3
小4
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(国内)
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定価 |
1,760円(本体1,600円) |
いじめ問題を真正面から描いた長編絵本 『しらんぷり』。
刊行から時が経った今もなお、その地獄はけっして消えていません。
…ぼくはまた、いじめに追いつめられていた。
昨日も今日も、きっと明日も地獄……。
ぼくに居場所なんてあるのだろうか。
心をなくしたまま、ぼくはある場所へと向かう。
そこでの日々は、ぼくを大きくゆさぶった。
ぼくはふみだす。一歩先へ!
ある出会いから強く生きていく力をとりもどす
少年をとおして今に熱く問う、著者渾身の作です。
いじめはなぜおきてしまうのか。
いじめからわが身を守るにはどうしたらいいのか。
その答えはかんたんではないけれど、
どのひとにも居場所はある。
どのひとにも再生の力はある。
そんな想いをこめて贈ります。
次に、著者からのメッセージを記します。
「いじめられ傷つけられた少年が、
四国は太平洋沿いの6軒の集落に仮住まい。
こんな辺境の地に、いまだに『しらんぷり』を手に
訪ねてくる少年や、お父さん、お母さんがいます。
やいのやいのとせっつかれ生き急がされる時代のなか、くやしいけれど、いじめはなくなりそうになく、
それどころか、競争時代の必要悪と世間では
認める人さえいます。
『タイヨオ』では、いじめに追いつめられその記憶に
苦しむ主人公が、強く、自分に強く生きる力を
得るまでを、通いつづけてきた
実在の漁村「いさり火」での体験をもとに描きました。
梅田俊作」
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