ポプラ新書(240)
(240)名曲の裏側
クラシック音楽家のヤバすぎる人生
恋愛、結婚、借金、孤独……、音楽家の人生を知ると、あの名曲がもっと深まる。読みながら楽曲を堪能できるプレイリスト付き。
発売年月 |
2023年5月 |
ISBN |
978-4-591-17790-7 |
判型 |
新書判 |
サイズ |
173mm x 108mm |
ページ数 |
190ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
新書
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ジャンル |
エッセイ
娯楽
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教科 |
音楽
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定価 |
979円(本体890円) |
音楽家の人生を知ると、あの名曲がもっと深まる。
読みながら楽曲を聞いて楽しめる、プレイリスト付き!
ある者は女性問題に頭を抱え、ある者はお金の工面に泣き、またある者は鬼嫁に責め立てられ……
クラシック音楽という高尚で優美なイメージから程遠い一面に注目することで、
偉大な音楽家たちがのこした名曲を、より味わい深く楽しむことができます。
【目次】
まえがき
1 名曲はフラれ続けたからこそ生まれた? 生涯独身、恋愛不遇のベートーベン
2 10日で一曲! ワーカホリックで悪戯好きの変人、モーツァルト
3 もっともビジネスセンスに秀でた音楽家。美食と経営、生き方に閃きのあるロッシーニ
4 甘く切ない音律で新しい音楽世界を作った、女性たちを翻弄したドビュッシーの狂気と魅力
5 あの有名な「愛の楽章」はこうして生まれた。交響曲の大家マーラー、歓喜と苦しみ
6 才能は愛人によって引き出されるもの!? コミュ障×病弱なピアノの詩人ショパン
7 良好な男女関係を築く方法は? シューマン、妻クララの丈夫な関係
8 客席では失神する女性が続出? クラシック史上、一番のモテ男リスト
9「白鳥の湖」は大富豪未亡人のおかげ? 推し活に支えられたチャイコフスキー
10 ワルツがまるで違った曲に?「美しき青きドナウ」シュトラウス2世のねじれた家族愛
11 国家予算をも動かした? 超俺様気質のワーグナーが生み出す壮大な世界
ほか、クラシック音楽をもっと楽しめるお役立ちコラムも充実
【著者プロフィール】
渋谷ゆう子
香川県出身。大妻女子大学文学部卒。株式会社ノモス代表取締役。文筆家。AudioStylistR。音源制作、コンサート企画運営のほか、演奏家支援セミナーや音響メーカーのコンサルティングを行う。ハイレゾリファレンス音源のプロデュースや、日本で初めて陸上自衛隊基地における実弾録音プロジェクトに加え、立体音響システム360RealtyAudioの開発支援を行うなど、新しい技術での音源制作に定評がある。
音楽ジャーナリストとして国内外での取材活動を行うほか、音楽雑誌やオーディオメディアでの執筆多数。著書に『ウィーン・フィルの哲学〜至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか』(NHK出版)がある。