一般書(342)
死にたがりの君に贈る物語
あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。――今の綾崎隼が、自身に、読者に問い掛ける衝撃の青春ミステリ!
発売年月 |
2021年5月 |
ISBN |
978-4-591-17008-3 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 128mm |
ページ数 |
379ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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定価 |
1,870円(本体1,700円) |
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あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。
――著者が、自身に、読者に問い掛ける衝撃の問題作!
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた16歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。いずれもミマサカのファンで小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった作品の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで絶対に起こるはずのない事件が起きて――。
著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ!
■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『盤上に君はもういない』(KADOKAWA)など著作多数。本作は著者にとって40冊目の刊行となる。