一般書(104)
改革
ロンドン五輪後からリオ五輪までの4年間の「井上改革」について記した一冊。停滞する組織の関わる方などにも参考になる一冊です
発売年月 |
2016年12月 |
ISBN |
978-4-591-15297-3 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 129mm |
ページ数 |
303ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
|
本の種類 |
単行本
|
ジャンル |
ノンフィクション
|
定価 |
1,650円(本体1,500円) |
2016年8月に開催された「リオ五輪」は、
メダルラッシュにより多くの日本国民を沸かせました。
メダルという意味で、大きく活躍したのは「柔道」です。
柔道はリオ五輪における最多の12個のメダルを獲得、
なかでも男子の「出場7階級の選手全員がメダル」というのは、
1962年の東京五輪以来の快挙(ただし当時の東京五輪は4階級)
ということで、大きな話題になりました。
しかし、柔道男子は4年前のロンドン五輪では、
初の「金メダルゼロ」という、まさにどん底からのスタートでした。
そんなどん底のなかで新監督として就任したのが井上康生監督は、
「日本柔道を復活させる」ために、さまざまな改革に取り組み、
その様子は「日経ビジネス」「クローズアップ現代プラス」など、
さまざまなメディアでも取り上げられました。
本書は、ロンドン五輪後からリオ五輪までの4年間の「井上改革」について記したものです。柔道に関心のある方だけなく、停滞する組織の関わる方などにも参考になる一冊です。
(もくじより抜粋)
第1章/意識改革
・まず「意識」を変える
・「根性論」だけでは強くはなれない など
第2章/メンタル
・「後ろ向きな人」が世界を制す
・前代未聞の「代表選出見送り」で選手の奮起を促す など
第3章/技術・戦略
・「海外に学ぶ必要はない」という内向きの姿勢を捨てる
・強いだけでなく尊敬されて勝つのが「日本柔道」 など
第4章/フィジカル・コンディショニング
・互いを高め合う好循環が「強いチーム」をつくる
・「現代のトラ」を育てる など
第5章/組織
・「率直な意見交換」で強い組織を作る
・チームは「理」だけではまとまらない など
第6章/リーダー
・名コーチは名質問者であれ
・「できる」ことを前提にしない など
第7章/情報と代表選考
・国際合宿は「情報戦」
・まずは「代表に落ちた者」からフォローする など