ポプラ新書(228)
(228)妻が怖くて仕方ない
DV、借金、教育方針、現代夫婦の沼に迫る
「あんたのことは人として認めない」そう宣言する妻との溝は埋まるのか。家計、教育、対話法など専門家への取材から夫婦を考える
発売年月 |
2022年9月 |
ISBN |
978-4-591-17488-3 |
判型 |
新書判 |
サイズ |
173mm x 108mm |
ページ数 |
206ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
シニア
|
本の種類 |
新書
|
ジャンル |
ノンフィクション
社会問題
|
教科 |
技術・家庭
|
定価 |
979円(本体890円) |
「あんたのことは人として認めない」……僕にそう宣言する妻の借金800万円が発覚したのはふとしたきっかけだった。金銭感覚、子どもの教育方針、そしてコミュニケーションのあり方……。惹かれ合って結婚したふたりの溝はどのように修復できるのか。専門家への丹念な取材を通して、現代夫婦の在り方に迫る。
夫婦の陥りがちな問題に答えてくれたスペシャリストたち
○横山光昭さん(家計再生コンサルタント)
○石田勝紀さん(教育評論家)
○栗原加代美さん(女性・人権センター主宰)
○鈴木泰堂さん(法華山示現寺住職)
○三浦瑠麗さん(国際政治学者)
【目次】
はじめに 結婚10年目、救急車で運ばれたあの夜
第1章 借金800万円の発覚、そして――弱者夫の僕はなぜ立ち上がれないのか
第2章 日本の夫婦の現状とは――政府研究会の最新データを読み解く
第3章 さっそく「仮面夫婦沼」――既婚者合コンに行ってみた
第4章 「借金沼」からの脱出方法は――「家計再生コンサルタント」に聞く
第5章 子どもの将来も食い違う「教育方針沼」――評論家は「むしろ幸運」と言うが
第6章 増える妻から夫への「暴力沼」――加害者更生プログラム主催者に聞く
第7章 「あんたの存在を認めない」という「シカト沼」――カリスマ和尚が諭す夫婦の「ご縁」とは
第8章 夫婦関係によく効く薬はあるのか――国際政治学者・三浦瑠麗さんとの対談
【著者略歴】
富岡悠希(とみおかゆうき)
ジャーナリスト、ライター。1970年代、関東生まれのポスト団塊ジュニア。大学卒業後、就職氷河期時代に某報道機関に入社。記者として社会、経済、国際分野などを約20年多方面に取材する。その後、ネットメディアに執筆の主舞台を移し、雑誌のライター業も。夫婦や家族のほか、貧困、ネットの誹謗中傷問題などにも関心を寄せている。「一筆入魂」をモットーとして、目線の低い取材を心がけている。