一般書(94)
ぼくとあいつと瀕死の彼女
さえない男子高校生と白血病の同級生の女の子。つかの間の心の交流をかろやかに描いた、笑って泣ける青春小説の傑作!
発売年月 |
2017年8月 |
ISBN |
978-4-591-15274-4 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 128mm |
ページ数 |
343ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
翻訳
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定価 |
1,870円(本体1,700円) |
主人公のグレッグは、幼なじみのアールと名作のパロディ映画を作るのが趣味というさえない17歳。高校の最終学年を迎えたある日、同級生のレイチェルが白血病になったことを母親から知らされ、彼女の力になるよう強制される。仕方なくレイチェルを訪ねるようになったグレッグだったが、ときにアールも交えて過ごす時間の中で、2人は次第に心を通わせていく。だが、レイチェルの病状は悪化し、グレッグは彼女のためにアールと一緒に初めてのオリジナル映画を作ろうとするのだが……アメリカの等身大の若者たちの日常をリアルに描いた、笑って泣ける青春小説! 著者のジェス・アンドルーズ氏は本書で小説家としてデビューし、映画化にあたっては脚本も担当。本書を原作とする映画は、2015年サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した。訳者はYA英米文学翻訳の第一人者・金原瑞人氏で、情けないけれど愛おしい主人公の独白を見事に邦訳している。