ポプラせかいの絵本(31)
おやすみなさいの おともだち
おとこのこが寝る前に読んでもらう絵本は、いつもきまっています。だいすきなひとにお気に入りの絵本を読んでもらう至福の時…。
発売年月 |
2012年11月 |
ISBN |
978-4-591-13125-1 |
判型 |
A4変型判 |
サイズ |
260mm x 260mm |
ページ数 |
33ページ |
主な対象年齢・学年 |
3歳
4歳
5歳
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(海外)
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
「ねえ、ママ、これ よんで」
その男の子の「おやすみなさい」をいう前は、
お気に入りの1冊の絵本を、
お母さんに読み聞かせしてもらうことって
きまっています。
大好きな絵本を、大好きなひとのそばで、
大好きなひとの声で楽しむことのあたたかさ…。
寝しなの至福のときがもたらす、
たいせつなたいせつな空間が、
やわらかく広がっています。
一回読んだ本を、毎日読む…
大人にとっては、 時として、それは退屈だったりめんどうくさかったりすることもあるかもしれません。
けれど、こどもが、一度お気に入りにしたものは、
どれほどくりかえそうと、安心感がプラスされた、
けれど鮮やかさがあせないものとして在るようです。
こちらのお母さんも、そんなこどもと同じ視線で
向きあっています。
(すばらしいです…見習いたいと担当編集者は思います…)
冬ごもりをするくまを起こさないように、
「しいーっ」とお母さんの声を小さくするように頼む
男の子。
寒そうな画面のあとは、あたたかいおかあさんの胸を
求めます。
絵もぜひじっくりご覧になってください。
きっと、発見がたくさんあるでしょう。
たとえば、きっと毎日触っているだろうからこそ、
かすれてしまっている絵本のなかのくま…。
絵は、『リサとガスパール』『ペネロペ』で
大人気の
ゲオルグ・ハレンスレーベン。
実力がよくわかる作品です。
ケイト・バンクスのやさしい世界を、
肥田美代子のやわらかく味わい深い日本語が広げます。
男の子からみ魅力ある熊に、
まるで王冠をかぶせたような、
ビビッドな表紙をぜひひらいてください。
「おやすみなさいのとき」の、
みなさんのおともだちに、なりますように……。