ポプラ社の絵本(29)
鳥よめ
灯台を一人で守る若者、周平さんのもとに、若いむすめがやってきました。むすめは、周平さんに命を助けられた鳥だと言い・・・。
発売年月 |
2014年12月 |
ISBN |
978-4-591-14188-5 |
判型 |
B4変型判 |
サイズ |
227mm x 225mm |
ページ数 |
32ページ |
主な対象年齢・学年 |
6歳
小1
小2
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本の種類 |
絵本
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ジャンル |
創作絵本(国内)
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定価 |
1,430円(本体1,300円) |
あなたにまたあいたくて、人間のむすめになりました――
あまんきみこの平和への深い祈りがこめられた美しく悲しい愛の物語。
灯台で働く周平さんのもとに一人の若い娘がやってきました。
娘はかつて周平さんに命を助けられた鳥だと言い、二人は夫婦となり仲良く暮らし始めますが、戦争の影がしのびより……。
●作者のことば
この国の灯台のあかりがすべて消えたのは、私が子どもの頃――いくさの時代でした。
さらに空襲にそなえて、灯台のかたちがわかりにくいように、色がぬられたり木々でおおわれたりしたのです。
小さな灯台であかりを一人で守っていた若者のもとにやってきた鳥よめ。いくさがはげしくなって、二人のしあわせは長く続きません。
二人の悲しみの深さについて思いをめぐらせてもらえれば……と、心から願っています。 あまんきみこ