賞金10万円+書籍化
該当作なし
書籍化
『咲久良町シンフォニー』沖田円
『キミの気持ちが分かっても、恋というものは分からない。』中山おかめ
【二次選考通過作品】※応募締切時のタイトル・著者名での掲載となります。
『消失病 〜キミが消えたあの夏の日〜』上村夏樹
『世界はじつはやさしいのかもしれない』寛野月子
『恋は虹色orドブ色?』黒辺あゆみ
『霊感微少女の夏』慶
『冥土の土産屋『まほろば堂』倉敷美観地区店へようこそ』紅
『ラノベ ”編集” 作家になろう!』錦坂茶寮
『極彩色の食卓』miobott
『僕と君の365日』優衣羽
第1回ピュアフル小説大賞には、300作のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
応募作は多岐にわたるジャンル、バラエティに富む個性的なキャラクターが登場し、目を奪われるような展開を見せる作品もあり、第1回にふさわしいレベルの高さでした。
その後1次選考、2次選考を経て最終候補作として上記の10作品を決定しました。
最終選考会で慎重かつ白熱した議論を行った結果、沖田円さんの『咲久良町シンフォニー』と、中山おかめさんの『キミの気持ちが分かっても、恋というものは分からない。』の2作品が、ポプラ文庫ピュアフルが求める「心をピュアにゆさぶる」という点において、やや物足りなさが感じられたものの、「著者および作品に大いに可能性が感じられる」という意見も多く、大賞ではなく金賞の受賞となりました。
『咲久良町シンフォニー』は、年中花を咲かせる桜がある町の人々に起こる小さな奇跡を描いた連作短編で、それぞれの登場人物が背景も含めてよく練られており、濃密で巧みなストーリー展開も選考会で高く評価されました。
『キミの気持ちが分かっても、恋というものは分からない。』は、人の気持ちが読み取れる「共感能力」を持った男子高校生と、ひたすら明るい美少女とのラブコメで、無駄のない文体でテンポよく進んでいくストーリー展開の小気味のよさと、思わずクスリとさせられる小ネタのセンスが評価されました。
いずれ劣らぬ力作ぞろいに最終選考会は大いに盛り上がりました。
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