■概要
『答えのない道徳の問題 どう解く?』では、全部で13の答えのない問題が収録されています。道徳の授業だけでなく、国語の授業や総合的な学習の時間などでお使いいただけます。また、正解のない問題について自分の考えを述べたり、クラスメイトと考えの交流をしたりする活動を、モジュール授業として取り入れたいというアイデアも先生方からいただいたこともあります。
学校の教室という、多様な児童が集まる場で、先生のファシリテーションのもとで、多様な意見が出るディスカッションができる教材として、ご利用いただければと思います。
■収録テーマ
■使い方
1.書籍
『答えのない道徳の問題 どう解く?』を見て、クラスで語り合いたいテーマを選びましょう。
2.『答えのない道徳の問題 どう解く?』の特設サイトを見て、利用できる教材を確認しましょう。
「授業用教材&ワークシート」のコーナーにあります。
・テーマ提示用のPDFファイル
→プロジェクタやモニターにテーマを映し出すときに使います。
・授業中に使うワークシート
→児童に配布して、自分の考えを書いてもらいます。
→人が話した意見で気になったものをメモしたり、人の意見をいろいろ聞いて、自分があらためてどう思ったかなどを書き留めることができます。
3.授業を実施しましょう。(授業の事例:
戸田市立戸田第一小学校 4年生 道徳「うそ、どう解く?」)
4.書籍『答えのない道徳の問題 どう解く?』を見ると、著名人による、それぞれのテーマについてのコメントを見ることができます。授業の中で紹介することができます。
5.『答えのない道徳の問題 どう解く?』の特設サイトの
「授業用教材&ワークシート」のコーナーに、『どう解く?』授業の感想が送付できるアンケートがあるので授業レポートを送りましょう。また、「みんなの解答」コーナーには「うそ、どう解く?」「べんきょう、どう解く?」について新しい意見が書き込めるようになっています。授業の中で出た意見を書きこんだり、他の人がどう考えたのかの参考に使うことができます。
◆授業監修◆
為田裕行(
株式会社フューチャーインスティテュート代表取締役社長・戸田市21世紀型スキル育成アドバイザー)
1975年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、大手学習塾企業へ就職。一斉指導、個別指導、合宿教育などの現場で鍛えられ、1999年フューチャーインスティテュートの設立に参画。東京都における教師への教材開発支援に関わり、現場への教育ICT導入の可能性を模索。幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の教壇に立つと共に、学校の先生向けの研修プログラム設計、授業計画コンサルテーション、教育テレビ番組や幼児向け教材、サービスなどの教育監修を行っている。また、教育ICTリサーチブログにて、活動の様子を情報発信している。
▲『答えのない道徳の問題 どう解く?』書影
▲特設サイトで学校授業で活用できる教材用データを公開しています