ポプラ文庫ピュアフル(287)
(P[あ]4−14)よろず占い処 陰陽屋百ものがたり
妖怪学者の山科春記が初めて安倍家を訪れた時、中学生の祥明は書庫で『諸国百物語』に読み耽っていた。お蔵出しエピソード満載!
発売年月 |
2019年11月 |
ISBN |
978-4-591-16446-4 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
148mm x 105mm |
ページ数 |
286ページ |
本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
726円(本体660円) |
出るわ、出るわ、陰陽屋のくせものたち…!
安倍家は男子が育ちにくく、祥明の父も祖父も、その蔵書に目がくらんで婿入りした貧乏学者である。初めて叔母のいる国立の安倍家を訪れた山科春記も、妖怪学を研究する身から、書庫が羨ましくて仕方がない。そして、初めて会った叔母の息子、中学生の祥明少年が書庫で読みふけっていたのは、稀少な『諸国百物語』の原本で……。
小学校時代の三井と倉橋、瞬太の従姉の瑠海と伸一の出会いの話、クラブ・ドルチェのハロウィンのできごとなど、くせもの揃いの登場人物たちが次から次にあらわれる、今昔のお蔵出しエピソードが満載!
<目次>
第一話 国立あやかし奇譚
第二話 秘密のお孫ちゃん
第三話 理不尽な王子さま
第四話 海神別荘
第五話 はるかなり美しき青きドナウ
第六話 真ん中の男
第七話 キツネ取材日記番外編 プロジェクトB
第八話 ナンバーワンホストの黒いハロウィン
第九話 真冬の狐火
第十話 今日も頑張れ、キツネ君
あとがき
装画:toi8