ポプラ文庫 日本文学(487)
([お]16−2)ぐるぐる、和菓子
超理系脳の大学生・涼太が出会ったのは美しすぎる和菓子。製菓学校に入学し、和菓子作りにのめり込むが……。【解説/坂木司】
発売年月 |
2024年3月 |
ISBN |
978-4-591-18134-8 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
334ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
836円(本体760円) |
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なんてまっすぐなんだろう!
タイトルには「ぐるぐる」がつくのに、
本作を読み終ったあと胸に残るのは、
どこまでもまっすぐで、のびやかな若者たちの姿でした。
――坂木司(解説より)
ランチの煮魚を食べながら、
その作り方を科学的に検証してしまうほどの理系大学生・涼太。
変わり者の彼が出会ったのは、あまりに美しい和菓子だった。
そのおいしさにも魅せられた涼太は、
大学院に進まず和菓子職人になることを決意して製菓専門学校へ。
個性豊かな仲間とともに和菓子作りにのめり込むが、
餡子ひとつとっても一筋縄ではいかず――
和菓子の魅力あふれる、温かくて心においしい物語。
【解説/坂木司】
■著者プロフィール
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞。90年、長編ミステリー『僕の殺人』で作家デビュー。2004年、『黄金蝶ひとり』でうつのみやこども賞受賞。17年、『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』で日本ど真ん中書店大賞小説部門3位。他の著書に、映画化された『新宿少年探偵団』のほか、「少年探偵・狩野俊介」「目白台サイドキック」「ミステリなふたり」などの各シリーズのほか、『奇談蒐集家』『万屋大悟のマシュマロな事件簿』『麻倉玲一は信頼できない語り手』『道化師の退場』など多数。