ポプラ文庫 日本文学(212)
([ほ]3−2)かなりや
「柔らかで強い力をもった傑作」と書評家の藤田香織氏も絶賛。人生につまずいた人たちが再び歩き始める姿を描く、やさしい物語。
発売年月 |
2013年1月 |
ISBN |
978-4-591-13240-1 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
325ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
682円(本体620円) |
生きること、生きていくこと。
目に見えないものを魅せ、
「生き難い」と日々をやり過ごす人の心を、
「ここ」に連れ戻す。
柔らかで強い力をもった傑作、と断言します!
――書評家・藤田香織(帯より)
書評家や書店員さんたちに注目される著者、渾身の2作目。
高校1年生の広海は、祖父であり、
寺の住職をしている大和尚の仕事を手伝っている。
ある日、近所に越してきた同級生のサチが
母親とお寺へやってきた。
広海とサチは次第に親しくなるが、
サチは母親との関係に苦しんでいて――。
東北の町を舞台に、人生につまずいた人たちが
再び歩き始めるまでを描く、凛としたやさしい物語。