ポプラ文庫 日本文学(160)
([ほ]3−1)月のうた
母を亡くした少女とその家族の想いを鮮やかに掬い取り、人と人との絆を切なくも温かに描いた物語。第2回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。
発売年月 |
2011年4月 |
ISBN |
978-4-591-12420-8 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
239ページ |
主な対象年齢・学年 |
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
616円(本体560円) |
小学生の時に母を亡くした民子は、父とその再婚相手との三人暮らし。複雑な想いを胸に秘めていたが、亡き母の親友から母にまつわるある話を聞き、徐々に心を開いていく――それぞれの想いを鮮やかに掬い取った、切なくて温かな家族の物語。第2回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。「生活感あふれる挿話の数々、陰影深い人物像、生き生きとした会話、そして巧みな語り口。語り手四人の絶妙のアンサンブルもいいし、強力なテーマ把握も見事だ。優しくて、温かくて、思わず抱きしめたくなるような小説だ」(書評家・池上冬樹)