一般書(338)
セゾン・サンカンシオン
そこは、様々な依存症を抱える女性たちが共に暮らし、回復に向けて歩んでいくための場所だった。人間の孤独と再生を描く感動作!
発売年月 |
2021年4月 |
ISBN |
978-4-591-17000-7 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
188mm x 128mm |
ページ数 |
367ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
シニア
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
2,090円(本体1,900円) |
ただ、ただ、彼女たちがたまらなく愛おしい。
こんなにも苛酷なこの世界で、
生きのびてくれて、ありがとう。
――中脇初枝氏
「人を依存症にするのは、快楽じゃないよ。
心身の痛みや、それぞれが感じている生きづらさが原因で依存症になっていくの」
アルコール依存症の母親をもつ柳岡千明は、退院後の母親が入所する施設「セゾン・サンカンシオン」へ見学に行く。そこは、様々な依存症に苦しむ女性たちが共同生活を行いながら、回復に向けて歩んでいくための場所だった。迷惑を掛けられてきた母親に嫌悪感を抱く千明だが、施設で同じくアルコール依存症を患っているパピコとの出会いから、母親との関係を見つめなおしていく――。
人間の孤独と再生にやさしく寄り添う感動作!