一般書(81)
洗礼ダイアリー
平成生まれの詩人が、〈生きづらさ〉を言葉で解き放つ! 研ぎ澄まされた言葉でトホホな身辺を綴る、記念すべき初エッセイ集。
発売年月 |
2016年9月 |
ISBN |
978-4-591-15147-1 |
判型 |
四六判 |
サイズ |
195mm x 136mm |
ページ数 |
206ページ |
主な対象年齢・学年 |
高校
一般
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本の種類 |
単行本
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ジャンル |
エッセイ
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定価 |
1,540円(本体1,400円) |
平成生まれの詩人が、〈生きづらさ〉を言葉で解き放つ!
ポプラ社のウェブマガジン「WEB asta*」の大人気連載、待望の書籍化。
現代詩人の登竜門「中原中也賞」を18歳で受賞し、大学4年の時に「詩」に関心を持ってもらおうとアイドルオーディションに出場、「ポエドル」と呼ばれた著者。だが、その日常は驚くほど地味で不器用だった!? いま最注目の詩人が、研ぎ澄まされた言葉でトホホな身辺を綴る、初のエッセイ集。
言葉の繭の中に住んでる文月さん。
時々手を伸ばしては、外の世界にこわごわ触れる。
その姿が滑稽で痛くて愛おしい。
────瀧波ユカリ(帯コメントより)
◆もくじ◆
脳みそはみんな同じ
いらっしゃいませの日々
セックスすれば詩が書けるのか問題
トラウマの花
山手線号泣
自撮り流星群
スクールカーストのち、雪
朗読少女のたましい
パラレルワールドの恋人たち
布団のドーム
「かわいい」は疑え!
世にも奇妙な母物語
人間スイッチ
日記帳のわたしへ
祖母の膝
あとがき――洗礼前夜
◆著者プロフィール◆
文月悠光(ふづき・ゆみ)
詩人。1991年北海道生まれ。中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年時に出した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少の18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』を刊行。NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動している。