ノベルズ・エクスプレス(50)
りんごの木を植えて
青少年読書感想文全国コンクール・小学校高学年の部 課題図書(2022)
みずほは小学五年生。大好きな祖父にがんの再発。積極的な治療は行わないという。家族と語り合うあたたかな時間が流れる物語。
発売年月 |
2021年4月 |
ISBN |
978-4-591-16993-3 |
判型 |
B6判 |
サイズ |
190mm x 135mm |
ページ数 |
191ページ |
主な対象年齢・学年 |
小4
小5
小6
中学
|
本の種類 |
児童向け単行本
|
ジャンル |
児童文学
|
教科 |
国語
|
定価 |
1,650円(本体1,500円) |
購入はこちら
おじいちゃんと過ごした日々──それは、とっておきの時間。
みずほは小学五年生。二世帯住宅で暮らす大好きな祖父にがんの再発がわかった。しかし、祖父は「積極的な治療」はおこなわないという。なぜ? みずほはどうしても受け入れられない。
「『たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日わたしはりんごの木を植える』ということばを知ってるか?」祖父がみずほに語る。マルティン・ルターのことばだ。「明日世界がなくなるとわかってるのに、そんなむだなこと、なんでするの?」とみずほ。どうしても理解できない。
がんを身体にかかえながらも、大好きな絵を描き、庭仕事をして毎日をのびやかに暮らす祖父。そして祖父や家族と語り合う時間のなかで、みずほは「おじいちゃんの生き方」を見つめ……。「人間が生きること」そして「死ぬということ」を考える珠玉の物語。