1974年、赤いチョッキを着たちいさな主人公、ねずみくんが登場する絵本『ねずみくんのチョッキ』が刊行されました。作家・なかえよしを、画家・上野紀子夫妻の共同作業によって生まれた絵本は、鉛筆で描かれたモノクロの絵と最小限の文章、余白を生かした美しい構図で注目を集めます。
それから50年。シリーズは巻を重ね、2024年現在41冊、累計500万部を超える人気シリーズに。からだはちいさくても優しい心を持つねずみくんは、みんなの心によりそう友だちとして、世代を超えて愛されています。
本講演は、そんななかえよしを・上野紀子ご夫妻のデビュー時からの歩みや、絵本づくりに込めた思い、今の子どもたちへ伝えたいメッセージなど盛りだくさんな内容を、なかえよしをさんご自身がたっぷりお話しされる、貴重な機会です。
夫妻が50年間に渡り、追求しつづけてきた思いとは――。「想像力」、「余白」、「大切なものは目に見えない」などの言葉をキーワードに、絵本がお好きな方はもちろん、本や子どもに関わるお仕事をされている方や、絵本作家を目指す方々にもぜひご参加いただきたい講演会となっております。なかえよしを・上野紀子が二人三脚でつくりだした豊かで温かな世界を、ぜひお楽しみください!
イベント概要
※当イベントは、会場での対面と、オンライン配信の2パターンにて実施します。
登壇者:なかえよしを (特別ゲスト:菊池亜希子)
日時:10月27日(日) 開場16時45分 開演17時~ 90分間
対象:中学生以上 ※創作にまつわる大人向けの講演となります。
場所:株式会社トーハン内特設スペースにて
主催:JPIC/ポプラ社/トーハン
問い合わせ:ポプラ社 poplar_event@poplar.co.jp
●対面イベント入場料:1300円(定員100名程度)
※対面イベントは抽選とさせていただきます。
※申込締切:10月20日(日)23:59
●オンライン配信:800円
※申込締切10月27日(日)17:00
- なかえよしを
- 神戸に生まれる。
日本大学芸術学部美術科卒業。広告会社のデザイナーを経て絵本作家に。
作品に『いたずらララちゃん』(絵本にっぽん賞・ポプラ社)『扉の国のチコ』『ねずみくんのきもち』(ポプラ社)他多数がある。
2005年、上野紀子とコンビでのこれまでの業績に対し、第28回巖谷小波文芸賞を受賞。2020年、日本児童文芸家協会選定の児童文化功労賞を受賞。
- 菊池亜希子 (きくち・あきこ)
- 1982年、岐阜県生まれ。17歳でモデルとしてのキャリアをスタート。現在は俳優、エッセイ、イラスト、雑誌編集など活動は多岐に渡り、編集⻑をつとめたファッションムック「菊池亜希子ムック マッシュ」(小学館)はシリーズ10作累計56万部を超える。近著は雑誌「リンネル」の連載をまとめた『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』(宝島社)。ナビゲーターをつとめるinterfm「スープのじかん。」(毎週土曜日9:30〜10:00)が各種Podcastで配信中。
Instagram: @kikuchiakiko_official
累計500万部突破!「ねずみくんの絵本」シリーズとは
主人公は、赤いチョッキがトレードマークのねずみくん。体は小さくても心は優しいねずみくんが、いろんな動物の仲間たちとくり広げるユーモラスで心あたたまる物語は、1974年の第一作『ねずみくんのチョッキ』刊行以来、親子3世代にわたって多くの人々を魅了してきました。
50年目となる今年までに、のべ41作が刊行され、累計発行部数は500万部を超えるロングセラーシリーズとして、世界中で愛されています。