一般社団法人 日本児童文芸家協会が毎年選定する
「児童文化功労賞」に、2020年(令和2年)、なかえよしを先生が選ばれました。この賞は1959年(昭和34)年度より新設された賞で、児童文化の向上発展のため長年努力された方々の功績を称えるものです。
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※今年の表彰式は、新型コロナウィルスの影響で、中止となりました。
ポプラ社からも
『ねずみくんのチョッキ』をはじめとする
「ねずみくんの絵本」シリーズのほか、なかえよしを先生による数々の絵本が刊行されています。先生に心からのお祝いを申し上げるとともに、先生のご著書の中から数作品をご紹介させていただきます。
■人気シリーズ第1作『ねずみくんのチョッキ』
1974年の刊行以来、読み継がれているロングセラー絵本。1975年、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。シリーズ36作目となる最新刊
『ねずみくんはめいたんてい』を2020年4月に刊行しています。
■『ねずみくんのきもち』
ねずみくんから子どもたちへのメッセージが詰まった1冊。小学校の道徳の教科書にも採用され、「おもいやり」や「想像力」の大切さを教えてくれます。
■『宇宙遊星間旅行』
なかえよしを・上野紀子コンビによるもう一つの代表作「少女チコ」シリーズの絵本。自己とは何かに迫るストーリーと、見るものを魅了する美しい絵が、読み手を深遠なる世界へ導きます。「想像することで目には見えない大切なことが見える」という「ねずみくんの絵本」と共通するメッセージも込められています。
■『こころの絵本』
あるのに見えない、見えないのにある、不思議でとても大切な「こころ」について考える絵本。著者の深くて優しいまなざしで描かれます。大切な人へのプレゼントにも最適です。
■『いたずらララちゃん』
いたずらずきのララちゃん。あまりいたずらばかりするので、とうとういたずらの国からさそいがきました。さて、ララちゃんは…。コマ割りで描かれるララちゃんは、驚くほどいたずらっ子。ハラハラドキドキ楽しめるお話です。1987年、第10回絵本にっぽん賞を受賞。
- なかえよしを先生
- 1973年、上野紀子先生との共作絵本『Elephant Buttons』(邦題『ぞうのボタン』)をアメリカで出版。以来、上野紀子先生と共に、数々の絵本を発表。シュールな味わいをもつ独特の作品世界が数多くの読者を魅了してきた。主な作品に『ねずみくんのチョッキ』(講談社出版文化賞)をはじめとする「ねずみくんの絵本」シリーズ、『いたずらララちゃん』(絵本にっぽん賞)、『扉の国のチコの絵本』(以上ポプラ社)、『ねこのジョン』(金の星社)ほかがある。なかでも、「ねずみくんの絵本」シリーズは、45年以上、世代をこえて読み継がれている。2005年には、これまでの業績に対し、第28回巌谷小波文芸賞を受賞。
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