【おしらせ】大型の台風19号関東接近の影響により、本原画展は行っておりますが、10月12日(土)・13日(日)はしながわ夢さん橋のイベントは中止となっております。詳しくはホームページしながわ夢さん橋2019をご確認ください。
▲『えほん 東京』表紙
いまとむかしが重なりあって生きつづける都市・東京。旅を描き、人間を描き続ける絵本作家・小林豊さんが独自の手法で東京の素顔を描いた
『えほん 東京』の原画展がイベント「
しながわ夢さん橋2019」会場内の
O美術館にて「夢さん橋特別展」のひとつとして開催されます。
10月14日(月・祝)には作者によるギャラリートークの開催も決定しました。江戸の記憶がのこる「東京」が描かれ、東京五輪を前に懐かしい東京の風景と今が重なり合います。圧倒的な迫力の原画が直に見られるまたとない機会となります。ぜひお立ち寄りください。
◆『えほん 東京』について
絵本作家・小林豊が自身の故郷である「東京」を独自の手法で描く絵本。東京は、いまとむかしが重なりあって生きつづける都市。アスファルトやタイルで飾られたまちも、足もとを観察すると、むかしの地形や人びとがくらしてきたあとが見えてきます。積み重なった地層を感じると、目の前の風景が変わって見え、そして「いま自分がここにいること」を実感できるのです。そのことを教えてくれる絵本です。
▲『えほん 東京』より 春の品川宿
▲『えほん 東京』より 夏の東京すていしょん
- 小林 豊 (こばやし ゆたか)
- 1946年、東京に生まれる。立教大学社会学部卒業後、イギリス留学中に画家を目指す。1979年、日本美術展覧会に初出品で入選。1983年には「上野の森美術館」特別優秀賞を受賞した。1970年代初めから80年代初めにかけて中東やアジア諸国をたびたび訪れ、その折の体験が作品に大きな影響を及ぼしているとされている。世界を旅した経験を子どもたちに届けたいとの思いが強く反映されている絵本は、日本のみならず世界的にも高い評価を受けている。