2019年4月、今年もポプラ社の「学習に役立つ本」の新刊がそろいました。今回は、かんたんに作れる、たのしく遊べる工作を紹介するシリーズ
「うごく! あそべる! 超かんたん工作」(全6巻)を、編集担当者の視点からご紹介します。
「うごく! あそべる! 超かんたん工作」(全6巻)
小学校低学年向けの、かんたんに作ることができて楽しく遊べる工作を紹介するシリーズ。基本の工作から、子どもたちが自分で考えて工夫できる展開アイディアも満載です。著者のヒダオサムさんは、数々の人気幼児番組で造形アイディア・造形監修を担当しています。
- 編集H
- 「うごく! あそべる! 超かんたん工作」(全6巻)編集担当その1。「小学校のころの図工の時間には、先生から言われたとおりに工作するのがいやで、勝手にいろいろとアレンジしてつくっていました。そんなわたしみたいな子に、ぜひ読んでほしい工作の本です。」
- 営業K
- 「うごく! あそべる! 超かんたん工作」(全6巻)編集担当その2。「普段は営業をしております。撮影のときに、子どもたちが楽しそうに工作で遊んでいたことが印象的でした。この本を読んだ子どもたちも、工作ってこんなに楽しいんだ!と思ってくれたら嬉しいです。」
――本当にどの工作もかんたんなのに、できあがりが楽しそうです。
編集H 小学校1年生の子が「ここどうするの?」とつまずくことなく作れるものだけを紹介しました。基本の構造はとにかく単純なんです。
▲『うごけうごけ! 紙のおもちゃ』14~15ページ》
編集H 動きの原理をできるだけ単純にして、飾りをつけたり動きを複雑にしたり、それぞれの工夫を楽しんでもらえるようにしました。作り方を追うだけで精いっぱいになってしまうと、創意工夫を楽しむことができないので。
――工作についている「むずかしさの レベル」の★はどうやって決めたんですか?
営業K ★とっても かんたん、★★かんたん、★★★ちょっと むずかしめの三段階です。実際に作ってみたときの感覚ですね。もちろん全部スタッフが実作しています! 1冊の中に三段階それぞれがバランスよく入るようにしました。
▲『どんどんすすめ! のりものおもちゃ』20~21ページ
編集H 切って貼るだけに見えても、意図した動きをするように調整するのが少しむずかしいものもあるので、それを「むずかしさの レベル」で表しています。
――著者、ヒダオサムさんはどんなかたですか?
編集H 長年「できるかな」「つくってあそぼ」などのテレビ番組にたずさわってこられた経験と、熱い「工作哲学」をもったかたですね。5巻
『みんなであそぼ! ゲームのおもちゃ』の巻末コラムにいただいた「工作とはものにいのちをふきこむこと」というコメントはとても印象深いです。