
ポプラ社は、戦後間もない1947年の創業以来、文字、活字の力によって人の心を耕しつづける出版業を生業としてきました。特に児童書専門の出版社として出発したポプラ社は、新しい時代を担うこどもたちのために、人生の糧となるような良質の本を送りとどけることで世の中に貢献し、企業としての使命を果たしてきました。
夢や希望、感動にあふれた本の出版を通じて、人の心のすこやかな成長に寄与したい。
心身ともに成長過程の少年少女向け出版物のみならず、老若男女を対象とした幅広い出版に事業を拡大した現在も、その精神は、変わりません。
ポプラ社の企業理念には、次のような思いがこめられています。
「私たちポプラ社」の志は、ひとつです。
「こども」も、「昔こどもだったすべての人」も、人の心は生涯、成長をつづけます。
私たちは、あらゆる人々の精神を尊重し、人を貶めず、思いやりを決して忘れず、すべての人の「健全な心の成長」を願って、本をつくっていきたい。
こどもたちの知的好奇心に応える本、だれもが心躍らせるような娯楽性豊かな本、お年寄りが笑顔で生きる希望を語れる本。
私たちは、そんな素晴らしい本をつくることで、すべての人に「夢と感動」を与えたい。
「本」は、言葉や絵によって人に思いを伝える強い力を持っています。
私たちは「本」の力を信じ、私たちのつくりだす「本」の力によって、人と人とが心から信頼しあい、喜びあえる、そんな「心豊かに生きる」社会の発展に貢献したい。
今こそ「本」を、こどもと昔こどもだったすべての人の「生きる力」に。
近年、社会状況は変化し続けてきましたが、コロナ禍の影響で私たちの日常も大きく変わりました。
答えが見えない時代に、自ら課題を発見し、人々と協働し、世界を変革していく力が求められています。それは「生きる力」でもあります。「本」は、心の糧となり、「生きる力」の礎になります。どれだけ時代が変わっても、未来を生きるこどもたちのために「読書環境」を守り、「自然環境」への取り組みを行っていくことこそ、我々の使命だと信じています。
私たちはこどもたちの「生きる力」を育む「学び」領域の新事業を推進していきます。さらに出版事業においてデジタルを活用したコミュニティへの取り組みを進め、読者に本との新しい繋がり方を提案していきます。また、流通システムの課題が顕在化した出版業界においては、志を同じくする社と協働し、環境に配慮した本づくりや構造改革へのチャレンジを進めることで、持続可能な出版界への転換を牽引していきたいと考えています。
これからもポプラ社はすべての事業活動を通して、一人でも多くの人に心の糧となる「本」を届け、心豊かに生きる社会の発展に貢献してまいります。
千葉による連載をnoteで発信中
ポプラ社の広報note「ポプラ社通信」では、連載「こどもの学びが未来をつくる ポプラ社社長・千葉均が見る・聞く・話す」で、千葉がこどもたちの「生きる力」を育む学びのヒントを探しに、全国各地で先進的な取り組みをなさっている自治体や団体の方々のもとにうかがう対談企画を発信しています。
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