ポプラ文庫 日本文学(473)
([き]6−1)天の雫 鳳の木
伝説の秘薬を復活させ、国の危機を救え。薬師の王女・未央と、彼女を助ける雛子・イトナ。彼女たちが目にした、世界と真実とは。
発売年月 |
2023年8月 |
ISBN |
978-4-591-17869-0 |
判型 |
文庫判 |
サイズ |
151mm x 105mm |
ページ数 |
335ページ |
主な対象年齢・学年 |
中学
高校
一般
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本の種類 |
文庫
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ジャンル |
小説・文芸
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定価 |
836円(本体760円) |
八穂島は東、天壺国において薬の技術を守る場所、鳳山。そこでは、薬草への鋭い感覚を有する小さく短命な種族「雛子」が、生涯を薬道に捧げて生きていた。
雛子の中でも優れた能力を持つイトナは、薬師を助ける特別な存在である「匙子」……それも、鳳山の主である斎宮にして王族の娘・未央の匙子に任命される。未央の悲願は「一を癒し、一を殺す」と言われる伝説の秘薬「天の雫」を復活させ、その権威をもって、東方の国々の混乱を鎮めること。イトナは未央の考えに賛同し、力を尽くすことを約束した。
隣国の日向国も巻き込んで、熾烈になる戦。それを先導していると思われる日向国王子・安曇や、彼と対立する異母兄弟・六連の存在。イトナは天の雫を巡って、大きな歴史の流れに巻き込まれ、やがて国の深部へと踏み込んでいく。
■著者プロフィール
喜咲冬子(きさき・とうこ)
函館生まれ、札幌在住。 第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。 2019年ノベル大賞佳作受賞。 主な著書に「黎明国花伝」シリーズ、「華仙公主夜話」シリーズ(ともに富士見L文庫)、『流転の貴妃 或いは塞外の女王』『竜愛づる騎士の誓約』(ともに集英社オレンジ文庫)などがある。
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